ローテクな通信手段を考える。

2011/3/11の東日本大震災が起こってから、かれこれ5カ月が過ぎようとしています。震災当時、私は東京にいたため帰りの移動手段がなくなったり、電話やネットが使えず情報収集の手段が絶たれ、怖い思いをしました。

 今日、インターネットや携帯電話は身近すぎるほど生活に密着しており、当たり前のように使用しています。今こうして私も。その携帯電話で、ネットやメールをしていますが、震災時はまったく使い物にならず、こんなにも弱いのかと痛感させられました。
そして、普段は誰も使用しない公衆電話に長蛇の列ができるという現象もまたびっくりしました。思えば、公衆電話はいたるところにあちこちとありましたが、最近では減少の一途をたどっています。

新しいテクノロジを使い始めると、過去の古いテクノロジは減衰され使われなくなります。たとえば、自分が利用しているインターネットについて、今は光回線ですが、ちょっと数年前はADSL接続、その前はISDNによる64k接続、そしてその前はアナログ回線によるダイヤルアップ接続、といった具合に古いテクノロジが出てきます。私がインターネットを始めた時は、ダイヤルアップ接続(従量制課金)で接続する方法でした。これはパソコン通信などで使用する方法と一緒で、NIFTY-SERVEとか懐かしいですね。(私はいつの時代の人間なんだw)

携帯電話にしても、社会人になって初めて手にした携帯電話はPHSでした。携帯電話の前は、友達がやっているのを見てすごいと思ったアマチュア無線。外にいながらにして、自由に誰かと連絡がとれるというのは、すごいと思いました。

こうして考えてみると、古いテクノロジの中には現在使われなくなりつつあるものが多くありますが、また見つめなおしてみようかなぁ。

ローテクの上にハイテクがあるなら、そのローテクに注目してみようじゃないか。