Solaris10はCentOS7のKVMで動くのか。

手持ちの Solaris10 3/05と 6/06のメディアを持っているので、CentOS7のKVMで動作するのか試したメモです。

はじめに、メディアはisoイメージにしておくと吉です。メディアを直接マウント…となると面倒でしたので、手っ取り早くインストールするのであればイメージ化しておきます。

dd if=/dev/sr0 of=./SOL_10_305_X86.iso

Solaris10 3/05
virtmanagerでインストールする際、OSの種類はGenericのままで進めます。
途中、CPUの種類やNICなどは、下記のように設定。


CPU:pentium3
MEM:512MB
HDD:20GB (たぶんこんなにいらないですが。タイプはIDEです。)
NIC:rtl8139
VIDEO:Cirrus

Solaris10 6/06も上記のVM構成でインストールできます。

isoイメージをマウントして起動すると、途方もなく時間がかかるように感じます。

この白い画面で少々待たされますが、ぐっと我慢して待ってあげるとインストーラーが立ち上がってきます。

インストールの仕方は割愛しますが、完了すると無事に起動します。

なんというか、やっぱりこの白地に黒文字ってのがSolarisらしい気がします。

ネットワークの設定って、どうやるんだっけ。。。ということで、思い出しながら編集。


Solaris10 3/05の場合 (6/06は少し違うかもしれません)
[dhcpを使うなら、下記のファイルを作成しておく]
# touch /etc/dhcp.rtls0

[dhcp使わないなら、地道に設定]
# ifconfig rtls0 192.168.0.10 netmask + 255.255.255.0
# route add default 192.168.0.1

[hostsやrouterも設定しましょう]
# vi /etc/hostname.rtls0
sol10

# vi /etc/inet/hosts
192.168.0.10 sol10 loghost

#vi /etc/defaultrouter
192.168.0.1

#vi /etc/resolv.conf
domain localdomain
nameserver 192.168.0.1

[必要に応じて、、]
# passwd -e root
現在のシェル:/bin/sh
新しいシェル:/usr/bin/tcsh

# pkgadd -d http://get.opencsw.org/now
# /opt/csw/bin/pkgutil -U
# /opt/csw/bin/pkgutil -i vim
# /opt/csw/bin/pkgutil -i gzip
# /opt/csw/bin/pkgutil -i coreutils
# /opt/csw/bin/pkgutil -i wget
# /opt/csw/bin/pkgutil -i curl

sunfreeware.comとか使っていたのが懐かしい。。。
いまはgnuがらみのものはopencswに頼るしかない。(ただしSUNW_1.22.1の問題がつきまといますから、アップデートしたことがないSunOSでは手詰になりますので、ほどほどに。)

svcadm enable apache2

などをしてみて、webサーバーを立ち上げたりと、むかしを思い出します。。。

上記を実施してしみじみ思ったこと。たしか2005年頃にも仕事でSolaris9とかをx86でセットアップしましたが、同じことを思っていました。

「gnu関連で動作するデーモンやサービスは、わざわざSolarisじゃなくてもFreeBSDやLinuxでよくね?」

パッチあてられないから、脆弱性とかも心配だわ。

追記:sunfreware.com は既にfreewareの無料公開を止めています。入手するとなると現在は難しいので、過去に自分で落として置いたものをしようするか、どこかのミラーサイトにあれば動くかもしれません。