メインPC(実機)のOSをCentOS8にしてみました。
まぁWindows10でもよいのですが、やはり手持ちのPC(ThinkPad X201i)では重たいので、普段使いのLinuxDesktopとして下記が動作すれば日常の操作で困らない、というところから選定しています。
- ブラウザでネットができること(GoogleChrome)
- L2TP/IPSecができること
- たまにWindowsOSが使用出来ればいいこと(KVM)
とまぁ、ざっくりGNOME3やLXDEのウィンドウマネージャーが動作して、ChromeとKVMとNetoworkManagerさえ動作すればいいやということで、一応下記の3ディストリビューションを試してみました。
・CentOS8
いままで、CentOS7使っていたので特に変更は少ない感じです。ChromeやKVMが動作するので、自分の普段使いには問題ないレベルです。
そのほか、httpd , PHP7 , MySQLを入れてVPSのTrunkとしての使い方をしています。ディストリビューションとしてのサポートは長めなので安定していると個人的には思います。
強いて言うならば、ホビー的なことや、あまり一般的ではない(マイナンバーカード用のICカードリーダーを接続する等、RHELやCentOSに通常ないパッケージを入れたい場合等の)ようなことをするには向きません。snapを使用してdebianベースのアプリケーションをいれるのもありですが、ちょっとなぁ、という感があります。
・fedora31
新しいもの好きにはいいかもしれません。あのパッケージはあるのかなとか、新しいカーネルを使いたいという場合には重宝します。実際のところ、パッケージもdebian並みにあるのではないかと思うくらい。RHELの試験場みたいなディストリビューションであると個人的に感じていますので、ここで出て来た新機能が将来RHELやCentOSに組み込まれたりします。(実際、yumからdnfの変更もfedoraが早くから取り入れていたようにみえました。)
デメリットは、サポート期間が短い。1年経つと次のリリースがでてるような感じです。今回試したのはfedora31ですが、来年は32や33になっていると思います。安定性よりは、最新のものを試行錯誤しながら動作させるイメージに使いですね。
・Debian10
実際には昔から個人的にLinux Desktopとして使用していたのがDebianでして、GNUのLinuxであることと、やはりパッケージの多さが一番に感じます。前述のfedoraのような新しさを追求するよりは、安定した環境と安定したパッケージ、というのが個人的な印象です。
また、i386の32bitCPUのインストーラーもありますので、そちらへもインストールができそうです。昔のThinkPadX31でも動作しそう…。(未確認)
強いて言うと、サーバー用途で使うよりはDesktop用途で使うほうがいいのかな、と個人的には感じます。ゲームとかも多いですし、WindowsにあるようなアプリはほぼDebianにあったりと、クライアント用途としては充分だと思います。
とまぁ、個人的な思いもありますけれど、簡単に3つのLinuxを自分なりに比較してみました。
CentOS8は実機に、その中のKVMとしてfedora31、Debian10、業務用にWindows10を動かしてみていますが、それぞれ個性はありますね。。KVMのWindowsが一番重いですが。
みなさんも是非、ご自身の実機PCをLinux Desktopにしてみてはいかがでしょうか(いや、しねーよ普通)