MusE4.0ってなんぞや?と思うかもしれませんが、Linux上で動作するシーケンサーですね。
昔やってたMIDIをLinux上でやるにはどうしたらいい?ということで、いろいろと試してみました。
MusEは検索するといろいろ出てきますが、こちらのサイトにあるものとなります。
同じような名前のシーケンサーが他にもあるようなので、一応補足しておきます。。
手持ちのMIDI音源はRoland SC-88Proとなるので、どうにかPCと接続するためこれを調達。
OTraki MIDI ケーブル USB インターフェース
RHEL8の環境で接続してみると、とりあえずは認識していました。
$ lsusb
Bus 001 Device 006: ID 04f2:b5ab Chicony Electronics Co., Ltd
あとはMusEのダウンロードとインストールです。
MusE-4.0.0-x86_64.AppImage をダウンロードして、chmod +x などで実行権限を与えてあげればとりあえず起動はします。
起動後、SettingsからMidi Ports/Soft Synths を選んで、MIDI I/Fの設定をしていきます。
Useable DevicesからALSAをAddし、USB MIDI Interface の I/Oにチェックを付け、Device port assignmentsから適当なPortを設定し、Apply→OKしてておきます。
なお、MusE4.0ではSC-88用のトーンリストはあるものの、SC-88Pro用はございません。。。
ということで、作成しました。
Roland_SC-88Pro.idf 右クリックで名前を付けて保存してください。
ダウンロードしたファイルは、
~/.config/MusE/MusE/instruments/
配下に入れてください。
2021/9/8 追記:muse-sequencerのgithubにてPull requestしたところ、上記SC-88Proのトーンリストが取り込まれましたので、現在は上記ファイルをダウンロードしなくても大丈夫そうです。
その後はMidiからEdit Instrumentを選びます。
Roland SC-88Proがあるのを確認してください。
その後、適当なMIDIファイルを開くor新規に作成するとき、InstrumentをSC-88Proにすることでちゃんと楽器名が表示されるようになると思います。
LinuxでMIDIはまぁまぁ設定が面倒ですが、今後ちょっとまた触っていきたいですね。。